皆さんこんにちは。
決算業務で残業が続き、ペットに異様に癒しを求めているハンクです。
うちのすけろくが愛しかったので捕まえてみたけど、しばらくじっとした後嫌々してました。
はぁ、会社員皆ハムスターだったらいいのに。
嫌がるすけろく
国家予算
さて今日は、日本の国家予算について書いていくよ。
会社で話をしていても以外と知らない人が多いようだったので、自分なりにまとめてみました。
まず、日本の国家予算というところから。
日本国の予算には一般会計と特別会計がある。
一般会計とは、国の基本的活動を行うのに必要な歳入、歳出を経理する会計のこと。
特別会計とは、国が行う特定の事業や資金を運用する等の目的で一般会計と区分して設けられた会計のこと。
詳細な違いは以下に。
※補足
歳入とは
国や地方自治体の年間収入のこと。
直接税、間接税などによる税収と国債発行などによる借金からなっている。
わかりやすい用語集 解説:歳入(さいにゅう) | 三井住友DSアセットマネジメント
歳出とは
国家の財政のうち、年間の支出の部分のこと。
歳出(さいしゅつ) | 証券用語集 | 東海東京証券株式会社
●一般会計
・特徴
一般行政に必要な経費を賄うもの
国の基本的活動を行うのに必要な歳入・歳出を経理する会計
・用途
(1)「社会保障」:年金、医療、介護、子ども・子育て等のための支出
(2)「国債費」:国債の償還(国の借金の元本の返済)と利払いを行うための経費
(3)「地方交付税交付金等」:どこでも一定のサービス水準が維持されるよう、国が調整して地方団体に配分する経費
●特別会計
・特徴
特別な事情のために一般会計とは切り離して管理
国が行う特定の事業や資金を運用する等の目的で一般会計と区分して設けられた会計
・用途
①国債償還費等
②社会保障給付費(法律に基づく給付そのものを指し、事務費等は含みません)
③財政融資資金への繰入れ
④地方交付税交付金等(東日本大震災復興特別会計含む)
続いて一般会計の内訳を見ていこう。
一般会計
国の一般会計歳入額 内訳(令和3年度当初予算)
出典:[国の財政] 財政のしくみと役割 | 税の学習コーナー|国税庁
これを見れば分かる通り、歳入の40.9%を国債、すなわち借金で賄っている。
税収では、
1.消費税
2.所得税
3.法人税
の順番で多く、この3つが柱になっていることが分かる。
続いて歳出。
国の一般会計歳出額 内訳(令和3年度当初予算)
出典:[国の財政] 財政のしくみと役割 | 税の学習コーナー|国税庁
歳出では
1.社会保障関係費
2.国債費
3.地方交付税交付金等
の順で多く、この3つで歳出の70.9%を占めている。
一般会計だけで106.6兆円もある。
出典:特別会計の歳出予算額 : 財務省より筆者作成
表にもあるように、
○ 特別会計の歳出総額は493.7兆円、会計間のやりとり等を除いた歳出純計額は245.3兆円。
○ 歳出純計額の大半は国債償還費等、社会保障給付費、財政融資資金への繰入れ(財投債による資金調達)、
地方交付税交付金等。それらを除くと、7.4兆円。
という現状。
特別会計には重複しているところがあるので、それを差し引くと日本の歳出の純額は351.9兆円になる。
(一般会計106.6兆円+特別会計純額245.3兆円)
でもこれ変じゃない?
普通の会社で考えた時に一般と特別で分けないよね?
(もちろんビジネスセンスと国の施策を一緒にしてはいけないということは理解した上で)
しかも、上記で説明した用途も名目だけみたらほぼ一緒。
企業会計だって、営業利益・経常利益・税引き前当期純利益は分かれているけど、1つのシートだよ?
※また会計編で説明予定。
一緒にしたって問題なく見れるし、問題があるのであればそれを分かりやすく国民に説明すべきだとも思う。
あえて難しくして国民に理解しにくいようにしているようにしか見えないし、もっと言えば国民が理解しようとしていないと思うのであれば、学校教育等にもっとこういったことを理解する仕組みを組み込むべきだとも思う。
皆はどう思う?