ペットとお金とお仕事

ペットや金融・会計についての日常を綴る経理社員

解雇時に山ほどお金をもらう方法

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皆さんおはようございます。
ハンクです。

会社でよく怒ってヘソを曲げる40代以上の人が複数いるが、昇格の基準に感情をコントロールできるかどうかも項目に追加してほしい。
このままそういう人が増えていくかと思うとゾッとする。


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今日は前回M&Aについて書いたので、その内敵対的買収の対応策について2つ書いていくよ。


ゴールデンパラシュート(金の落下傘)
買収防衛策のひとつで、あらかじめ役員退職金を高額に設定しておくこと。
一般的に、敵対的買収を行った企業は、買収した企業の経営陣を解任するが、そうした場合に極めて多額の退職金等を支払う契約を締結しておく。
解雇すると多額の現金の流出を招くことになるので、買収コストが引き上がり、買収しづらくなるという対抗措置のことをいう。

アメリカでは、この手法は取締役にとっての保険としての要素が強く、敵対的買収に対する対抗措置ではなく、むしろ敵対的買収を促す効果があるとの見方もある。

ちなみに、ゴールデンパラシュートで使われる退職金の額は、取締役が貰っている年収の3倍程度が一般的。


これを悪用(?)した例として、そんなこともするのね!というものがある。
2012年7月2日に、エネルギー関連分野でデューク・エナジー社がプログレス・エナジーを買収し、プログレス社CEOのビル・ジョンソン氏が新会社のCEOに就任した。
そしてすぐさま7月3日に辞任。
その際の「退職金」が約34億円相当で、ビル・ジョンソン氏が社長室の椅子に座っていた時間は僅か4時間だったという。
米デューク・エナジー、プログレス・エナジーを買収へ | ロイター
時給8億5千万円。。。
私もやりたい。



ティンパラシュート(錫の落下傘)
ゴールデンパラシュートと同様の仕組みで従業員を対象とするもの。
そうすることで、敵対的買収を受けた際に従業員をリストラから守ることができる。
また、株主総会の承認を必要としないというメリットもある。
ゴールデンパラシュートの場合、役員の退職金を増額しなければいけないため、株主総会での承認が必要となるが、ティンパラシュートはあくまでも従業員の退職金を増額するだけなので、取締役会での決議だけで完了させることができる。



M&Aの対抗策に関する言葉ってなんか言ってみたくなる言葉多いよね。
・ゴールデンパラシュート
ポイズンピル
ホワイトナイト
MBO
・黄金株etc...

会社でもこういう話したいけど、できる人いないのでここでイキらせていただいております。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。