ペットとお金とお仕事

ペットや金融・会計についての日常を綴る経理社員

どうやったら株価が上がるかではなく、どうやったら自分が儲かるかが知りたい

2022年5月13日㈮ マーケット
日経平均株価(円) 26,427 +678 13日終値
NYダウ工業株30種(ドル) 32,196.66 +466.36 13日 終値
S&P500種 4,023.89 +93.81 13日 終値
ナスダック 11,805.002 +434.040 13日 終値
FTウィルシャー5000 40,783.77 +1,033.20 13日 終値
NY金(ドル/トロイオンス) 1,808.20 -16.40 13日 終値
NY原油(ドル/バレル) 110.16 +4.03 13日 16:59
円・ドル 129.27 - 129.29 +0.44 14日 5:49



みなさんこんにちは。
ハンクです。

最近ペット系のYouTubeだけでなく、鉄道系のYouTubeにも見はまっております。
いや、鉄道もいいよね。

寝台列車に乗りたい。


さて、今日はインフレやデフレについて見ていくよ。


インフレーション
物価が継続的に上昇する状態で、通貨の価値は下がる状態のこと。

例えば、ひまわりの種が1個100円だったのが、翌日には110円になるという状況。

景気が良くなると、インフレが起こりやすくなり、インフレ時には、企業の売上が増加し、従業員の給料が増え、モノを買おうとする意欲が生まれる、という循環が生まれる。


デフレーション
一方、デフレ(デフレーション)とは、物価が継続的に下落する状態をいい、通貨の価値が上がる。

ひまわりの種1個100円だったのが、翌日には90円に値が下がる状況のこと。


物価が安くなるからといって、デフレが良いわけではない。

モノの値段が下がり企業の売上が減少すると、従業員の給与がカットされ、長引けば雇用も不安定になる。

そうなると人々は購買意欲がなくなり、企業の売上がさらに下がります。この状態をデフレスパイラルという。


インフレ率物価上昇率
品やサービスの価格が、どのくらい上昇したかを示す値のこと。
前月や前年などのある時点を基準として、そこから比べて物価がどのように変動したかを示す経済指標。


と、ここまでは知っている人も多いと思う。
デフレになると必ず完全失業率が上昇するので、デフレは避けることが望ましい。

では、日本がここ30年間どういう状態だったというと、実はデフレもインフレとも言い難い状態だったのである。

ではどういう状態であったか。

下のグラフを見てもらいたい。


日本のインフレ率の推移(1980~2022年) - 世界経済のネタ帳


このグラフを見ると分かるが、日本は常にマイナス成長だったわけではなく、どちらかといえば低成長の時代だったのだ。


政府は不景気をデフレのせいにしているが、日本はデフレせいではなく、間違いなく彼らのせいだ。

責任逃れのプロに騙されてはいけない。

そもそもデフレとは本来不景気の結果として現れるものなのに、デフレなので不景気だというのは論法がおかしい。


ディスインフレーション
金融引き締め政策などにより物価上昇ペースが鈍化する経済状態のこと。


そして更にいうと、

2000年と2020年の比較で食品は13.0%、外食は13.6%、電気代は18.3%、ガス代は24%、上下水道は14.7%、履物類は7.9%、交通費は9.1%と軒並み値上げになっている。

大幅にマイナスになっているのは飲料や娯楽など一部の分野でしかない。

物価全体の動向を示す消費者物価指数(総合)については2000年との比較で2.7%上がっており、決してマイナスではない。
かといってGDPは成長していない。

そしてこれは皆も実感があると思うが、日本は長い間給与が大きく上がっていない。

これはいわゆるスタグフレーションという状態に近い。


スタグフレーション
景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語で、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいう。

通常、景気の停滞は、需要が落ち込むことからデフレ(物価下落)要因となるが、原油価格の高騰など、原材料や素材関連の価格上昇などによって不景気の中でも物価が上昇することがあり、このことを指す。

景気後退で賃金が上がらないにもかかわらず物価が上昇する状況は、生活者にとって極めて厳しい経済状況といえる。
日本では、1970年代のオイルショック後にこの状態となっていた。


このスタグフレーションに近い状態を脱却するには、政府のコントロールが必要でまずは日米の金利差をどうにかする必要があるが、日銀は先日指値オペという名の金利をあげるつもりはありません宣言をしたばかりなので、これからもしばらくはこの状態に陥ったままだろう。

ただ、政府内の声としては金利をあげたいという声やインフレ対策もしていく声は出ているので近い将来日本の金利も上昇するかもしれない。

そうなると、ローンは変動よりも固定金利がいい等、経済の様々なところで今までは違う判断が必要になってくるだろう。

私としては、この最近の日米の株価下落をなんとかしてもらえればまずはありがたい。